レバレッジETFは今エントリーしてもよいのかをNASDAQ過去50年の成長率から考察
こんにちは。
港区ちいかわです。
昨今、メディアや他の投資ブログでも取り上げられているようにレバレッジETFが過熱感を増してます。基本的に過熱感を増すということはバブル崩壊の予兆です。
ただ、過熱感という言葉は便利ですがあくまで定性的なもので、臆病な人はそそくさと撤退し、鈍感?強気な人は辛抱強く株を保有し続けるでしょう。
どちらがリターン上での勝者or 敗者になるのかは置いておいて。
さて、そんなレバレッジETFはいつエントリーするのがいいのでしょうか。
もちろん調整局面の押し目、株価が下がったタイミングや、市場が冷え込むタイミングなどですが、それがわかったら苦労しないから積み立てているわけですね。
ただ年単位以上に積み立てるのにも一応ITバブル崩壊の頂点で積み立てるのも嫌だし、みたいな所感はあるので、過去の水準感を把握したうえで考えてみたいものです。
ということで過去50年にわたるNASDAQのYOY(Year of year:年初終値から年末終値のリターン)の推移です。
出典:Macrotrends
20年はコロナショックがあり、ボラが大きく、また金融緩和の影響もあり、大きく増えたと思いきや40%のプラスにとどまります。それよりも19年が30%もあったことに驚きです。まあ19年の9月-12月にかけて出来高が伴わずになぜか株価だけが上昇、崩落チャート通りに20年3月で暴落・調整といった経緯に尽きるのですが。
それよりも目を引くのがITバブルでの40-80%成長でしょう。
それと比べれば近年の成長率はそんなに大したことないです。
近年は株価が急上昇している風にも見受けられますが、連続した成長率がそれを支えているだけでそんなに違和感はないかと。
ただ注意なのは市場を支えているのは人であって、その人の心理状況の需給によって株価が反映されている側面があります。
こうした心理状況の整理のため、アナリストやコンセンサスなどの一応はオフィシャリティのある啓蒙活動が必要となってくるのです。
ちなみに同期間でのダウの成長率はこちら
出典:Macrotrends
こちらもITバブルの時のYOYがやばいのと、NASDAQとそん色ないチャートですね。
まとめとして、今はまだ市場が正常かつ、銘柄にスクリーニングされている企業も連続的成長を遂げているので、ETFにレバレッジをかけることに違和感はないと思います。
ただ多くの方がおっしゃっているようにレバレッジの根本は信用取引と同義なので、長期的に保有するには、市場への目線や経済を見通す感覚や経験値、それに加え意思決定のメンタリティが必要にはなるでしょう。
20210414_iFreeレバレッジ NASDAQ100 投資信託攻略実践
※かぶまじんは他の方がしているから積み立てするということはあまりお勧めはしません。
いざとなるとき狼狽するからです。