FX戦士くるみちゃんという漫画について
こんにちは。
港区ちいかわです。
先日FX戦士くるみちゃんという漫画をよみました。
FX戦士くるみちゃん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
ひと昔前に株クラでバズった投資ジャンルの漫画です。
今回はさらっと読んでみたのでその感想です。
FX戦士くるみちゃんとは
FX戦士くるみちゃんとはくるみちゃんという中学生(初登場時)が主人公でFXで2000万を稼ぐといった単純なストーリーです。
主な登場人物は4名
福賀くるみ(ふくがくるみ)
女性。初登場時(リーマンショック時)は14歳だが、物語のスタートでは20歳の大学三年生。主人公。くるみが中学生の時に、母(福賀梢)がFXで2000万円を溶かした後に失踪し、死亡、自分がFXで2000万円を稼ぐことを目標にトレードをしている。親のへそくりに手を出す畜生。
福賀梢(ふくがこずえ)
くるみの母。FXで2000万円を溶かして、精神的におかしくなる。くるみになじられた後失踪、その後飛び降り自殺にて死去。享年42歳。
福賀郁夫(ふくがいくお)
くるみの父。単身赴任のサラリーマン。
妻でくるみの母がFXで2000万円を溶かして死去後も、へそくりのタンス預金300万を貯めながら、娘くるみを育てる。53歳。
小金萌智子(こがねもちこ)
港区女子、20歳。くるみの大学のFX友人。大学生にして総資産1000万を持つ金持ちであるが性格に難あり。
山師芽吹(やましめぶき)
女性、くるみの大学の友人で同い年。FX依存症、負け続けて身売り寸前の薄幸の少女。小金萌智子の信者。
とまあ、登場人物は身の回りにあふれている感じですが、この漫画のインパクトがある点はいきなり主人公が借金を背負った母親を罵倒して、死に追いやりながらもその母親を死に追いやった原因のFXで戦った行く姿が描かれているところですね。
この漫画を読めばFXの生々しい現状がよくわかる構成となっております。また、プロスペクト理論のような説明や、もちこのような投資家のスタイルなどモノの価格(このお話では貨幣の時価)は人の心理で動いているんだなと、よくわかるような話になっています。
特に初期のくるみのようなトレードって、投資初心者にはよくあると思うんですよね。ビギナーズラック的なので調子に乗って、ついつい熱狂してしまいあまりよくかかわらずロング(ショート)してしまう。本来損切ラインなのだが、熱狂してしまい冷静に考えられず、他社のあおり、助言も受け入れられない。挙句の果てに他人のお金(資本)に手を出して大損寸前、などなど。
まーよくある話です。
一度読んでみるとよほどのギャンブラー精神の持ち主以外FXに興味は持たないでしょう。本来投資って人の人生を豊かにするためにあるもので、競馬や宝くじとは性質がちがいます。まあFXはグレーで怪しい所はありますが。
FX以外でもビットコインを題材にした漫画もあるようですが、株を主題にした漫画で有名なものはこちらでしょう。