港区ちいかわの配当日記

グローバル人材、婚活、大谷翔平について語ります。現在、資産1億円目指して奮闘中です。

高値掴みしてしまった...その理由は? 株価が上がると買ってしまう理由について考察 バブル崩壊を生き残る・ジャンプキャッチ・イナゴ投資家撲滅

こんにちは。

港区ちいかわです。

本日もむし暑いですね。

東京は昨日までは毎日雨で絶賛梅雨モードでしたが、今週からは30度を超える晴れの日が続きます。そのはずでしたがゲリラ豪雨です。。。

日本株も米株も最近の市場は高騰しており、過熱感の増す中、いつバブルが崩壊するのか?、買い増しづらいが迷っている間に株価が上がってってしまった。。。。

こんなチャートやこんなチャートのことですね。

 

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もちろん株以外のシチュエーションでもそうですが、そういった感情や機会損失、たられば等が皆様もあるのではないでしょうか。

こういった感情を抱くのはごく当たり前で、投資とは本来お金という人生で一、二番目に大事なものの使い方の意思決定をする行為です。

そして、人間重要な意思決定をする際に悩み、惑うことは行動心理学上当たり前のことなのです。

 

上記のような考え方にはFOMOという心理描写が影響してきています。このFOMOとは一種の現代病(ネット検索などで簡単に他人の膨大な情報が取得できることに起因するSNS病の一種)と呼ばれています。

 

FOMO(取り残されることへの恐れ)とは
「fear of missing out」の略語で、直訳すると「取り残されることへの恐れ」のことです。一般にはSNSでの事象のことを指していますが、株式市場でもこのことはあてはまります。なんせ市場は人間の心理で動いているので。これは崩落チャートにもよく表れています。
伝説の投資家であるウォーレン・バフェット氏は、「他の人が貪欲なときに恐れ、他の人が恐れている時に貪欲になれ」とアドバイスしています。
「FOMO(取り残されることの恐怖)」は、投資家にとって強力な心理的現象です。
昨年3月のコロナに起因する暴落により、株式市場が1か月の間で30%減となり、底値が見えない中では、新たに株式を購入したいと考える人は少なかったでしょう。
しかし、その後3月23日にトランプ前政権が大規模な公的金融政策の実施を肯定する発言があるとS&P 500は10%近く急騰し、前日までの株価は突然バーゲン価格のようになりました。
株式市場が上昇するたびに、出遅れたと感じる投資家は少なくないでしょう。

ではなぜ暴落が起きるかというと上記のような不確実性、つまり定性的なデータで上下していたものが、ある程度確実性のある定量的なデータが示されることにより、落ち着き始めるからです。
これはポジショントークに近いものではありますが、やはりコロナの見通しが大衆に根付き株式市場に金が流れない限り、上記の投資家の心理、市場心理により株価のボラは高いままであると思われます。

さらにコロナショックはリーマンショックの経験という糧がすごく大きいと感じています。2008年9月、百年に一度といわれたリーマンショックにもかかわらずその一年後2010年末には株価がほぼ前年最高値まで戻るという株式市場の経験からコロナショックでのローダウン率、二番底の考え方など市場関係者が心理的に織り込んだ株式市場となってなったと考えられます。

 

例えば、去年は多くの方が次の二番底で仕込もうと鼻息を荒くしていましたが、多くの人が二番底が来ると思っていると二番底は永遠に来ません。

なぜなら買い圧力が下にたまっているので、株価は下げづらくなっているからです。

但し、このままするすると上がっていくのに耐えられず、もう「二番底なんか来ない、今買わなきゃこの歴史的な買い場を逃す」といって飛びつく人が多く出てきたとしたら、過去の経験則通り、二番底が形成される可能性が高まります。

なぜなら、そのように飛びついた人たちの多くは自分の投資に信念があるわけではないので、ちょっと含み損が生じただけですぐ怖くなって売却してしまい、その売りが結果的に二番底を形成するための一手になってしまうからです。

このような暴落時は、みんなが短期で儲けてやろうと思っているゼロサムゲームとなっており、「過去のチャートがこう動いたから、今回もこう動く」といっている時点でゲームに勝つことはできません。過去のチャートがどう動いたかはライバルたちも知っているからです。

よってこのような時は粛々と、自分が信じる企業を、適正株価と思う水準よりも安ければ買い、長期で応援していく、という長期投資の基本精神が大事になってくるのです。

 

また、上記のFOMOの逆の意味でつかわれている言葉で、JOMOという単語があります。

JOMO

JOMOとは、「joy of missing out」の略で、常にインターネットやソーシャルメディアに接続したりつながったりしていなければならないという不安から解放され、いま目の前のことを楽しみ、自分を取り戻そうとすること。

 

株式市場がギャンブルと思われやすいゆえんですが、株価が上がった時に喜ぶ、下がった時に残念がる、この喜怒哀楽のような感情のボラティリティや変動具合が競馬やパチンコと似ているからです。

競馬やパチンコは儲かりません。

ただ株は違います。

たまに業績や実績、無形資産が株価に反映されていない株もありますが、大多数の株は適切なマクロ環境下で、金融工学の元、正しいレンジの下での株価が表現されています。

投資家は本来、そうした株価の変動やわずかな違いや将来性を冷静に考え、お金を預けるべきでしょう。

今回投機と投資、破壊と再生を繰り返す金融市場、その理由を、株式市場の歴史よりひも解く著書です。

 

新訳 バブルの歴史 ──最後に来た者は悪魔の餌食

 

新訳 バブルの歴史 ──最後に来た者は悪魔の餌食