なぜ人は時として狼狽売りをしてしまうのか
こんにちは。
港区ちいかわです。
今回はなぜ人は狼狽売りをしてしまうのかについて
狼狽売りとは何でしょうか
- 狼狽売りとは
株価が急落したときに、その動きに慌てて売ること。悪材料に狼狽売りが加わり、下げが加速した。例えば株価が10%動いたとき、同じ変動幅でも値上がりと値下がりとでは投資家の反応は異なります。株価が下落すると含み益のある人は利益確定売りに動き、もともと含み損を抱えている人は損失拡大を恐れて売りを急ぐものです。株価の下落を見て、慌てて売ることをろうばい売りといいます。ろうばい売りが市場全体に広がると、売りが売りを呼ぶ悪循環に陥り、時として株価の急落を招きます。
まずはこちらのチャートをご覧ください。
上記の図であると10/22付近で穴をあけて下落しています。
要因は色々あるでしょう、決算が悪かったり、ガイダンスが悪かったり、アナリストの目標株価が下がったり、心理的要因などなど。。。。
そりて多くの投資初心者は暴落だぁーと言って9月あたりの高値で買った物を意気揚々と手放すでしょう。
しかし、同社の株価は12月まで横横した後、1月には大きく株価が伸びています。
これはなぜでしょう。
一つは窓を開けた瞬間があれば優良企業であればその窓は確実に今後埋めてきます。
上記の場合は窓開けておちた後、12月まで横横した展開になっていますが、こちらは売り枯れと呼ばれる期間になります。
売り枯れ期間を過ごした後、通常は株価は大体元に戻ります。優良企業であればあるほどそうなります。
経済は日々刻一刻と動いてますので、レンジ相場、よこよこの展開とはそうそう1年続かないものです。
ただレンジとはいっても、レンジ内で株価は上がったら必ず下がります、下がったら必ず上がります。
なので、限られた値幅で利益を上げるために大切なのは下がった時に買うことです。
ただ、普通の人は利益先行型の心理状況に魅力を感じる(さっさと爆益を得たい)、人気なものに近づきたいという人間の心理的欲求があるのですが、株というサービスはこの点を利用して利益を上げるビジネスです。
なので、株で儲ける思考をするためには下がった時に買うことを心地よい心理状況に覚えるという、マインドセットを作る必要があります。自己暗示でも何でもいいです。
安い所で買う、エントリーポイントを見つけるスキルや相場観を磨くこと。
例えば、決算後に事実売りやバッドニュース、株価に動きがない銘柄、RSI等のインジケーターによってそれらは定量的、定性的に判断することができるでしょう。
少なくとも2000年代以降のインターネットの発達した現在では、比較的簡単です。
とにかく株価が下がることを楽しみに待つ。
これができる人こそ、巷でいう株のセンスあるということになります。
そもそも、高値で買えば、その株価を更新するまで売れないので、その間他の狙っていた銘柄の株価が上がってしまったりすると隣の芝が青く見えるように、必然的に損切り、狼狽売りをしてしまいます。
この点では、別途リスクヘッジの考え方が必要となってきます。(こちらは後日説明)
商売の基本である、安く買って高く売る。
人気な銘柄だからと言って飛びつかない。
このことが重要です。
ただし、ここでインバースやベア型に貼ると逆の心理状況(株価が上がることに好感)を持たないといけないことに注意です。そうでないと、上記と同じ理由で損切り全決済ボタンを押してしますので。。