港区ちいかわの配当日記

グローバル人材、婚活、大谷翔平について語ります。現在、資産1億円目指して奮闘中です。

Zoomがファイブ9を買収した件について

こんにちは。

港区ちいかわです。

 

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さて本日はZoomのファイブ9買収について。

先日7月19日ビデオ会議システムの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが、チャット、メール、コールセンター向けのクラウドサービスを手掛ける米ファイブ9を約147億ドル(約1兆6千億円)買収すると発表しました。

こちらZoom社にとっては過去最高水準の買収になります。(Zoomの時価総額は買収発表時点では、約11兆円、売上は直近四半期の年換算(LTM)で約3,000億円ほど、買収自体の完了は2022年になる見通しです)

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ZoomのPL(2021/4時点)

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ファイブ9のPL(2021/6時点)

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ファイブ9の直近1年の株価推移(2021年2月の一株当たり約200ドル付近が最高値)

世界的な流行で業績を伸ばしているZoom。今回のM&Aでかかる費用は147億ドル(約1兆6000億円)という巨額なものです。
なぜZoomは、この大型M&Aに打って出たのでしょうか。

Zoomの狙いは、主たる事業であるビデオ会議システム、こちらが昨年度のコロナ渦の在宅勤務の広がりで利用者が急増しましたが、グーグルなどとの競争が激化し、自力ではパイを奪う、またはそのスピードが鈍化すると判断したためだと思います。

そこでファイブ9の顧客企業に自社の通信サービスの採用を働きかけることで、ビデオ会議システムの成長鈍化の補完や、分野・サービスを拡大することで市場規模の拡大にあると見られます。チャット、メール、コールセンターをZoomの持つシステムに置き換えるということですかね。

Zoomは2019年の上場以来、コロナ禍の中で連絡を取り合おうとする人々のための必須ソフトになり、昨年は大きな成長を遂げました。

 

昨年度からのコロナ騒動が落ち着き、ポストコロナを見据えた、来年以降のオンラインツール企業の更なる成長には、事業変革・プロダクトの刷新が不可欠です。

果たして今回の巨額買収が身を結び、企業価値を高め、さらなる企業成長を遂げることができるのか、今後が楽しみですね。